“のど”の違和感の正体
A.「梅核気」→「ばいかくき」と読みます。
のどのつまり。違和感。閉塞感。
あなたの“喉”はこのような症状がありませんか?
- のどが圧迫されるような感じが続く(閉塞感)
- のどに詰まるような違和感がある(異物感)
- のどの奥に引っかかりを感じる
- ツバを飲み込みづらい
- のどを食事が通りづらい
- 体調不良ではないのに咳払いが頻繁
風邪でもないのに「のどの違和感」がある場合…もしかすると、
それ「梅核気」かもしれません。
「梅核気」は何科で診てもらえば良い?
東洋医学では「梅核気」(ばいかくき)という名称で知られています。一般に西洋医学では「ヒステリー球」・「咽喉頭異常感症」とも呼ばれています。
症状は、喉(のど)に梅の種のようなものがある違和感です。病院で検査しても何も見つからないため、理解してもらいづらい症状なのです。
実は私も、今年『梅核気』を経験した一人です。
最初は5月のゴールデンウィーク前に滅多に引かない風邪をこじらせてしまい、熱が引いても咳だけが1ヶ月ほど続いていたのです。その後、咳も治ったのですが喉の違和感が続きました。6月.7月..8月…と一向に喉の違和感は取れる気配はありませんでした。
症状は午前中とくに強く、まさに喉の奥に“梅の種のようなもの”がある違和感があり、それが気になり咳を何度もするが、出しきれない感じ。(スゴく不快)
これが仕事中だと周りの人に迷惑になるため、大きな咳もできません。『んっ、んっ、ん゛っっ!』←この繰り返し。
ちょうど8月に東京に勉強会に行く予定があったので、鍼灸院『はりきゅうルーム カポス』で診てもらうことに・・・。そこで、「おそらくストレスが原因であろう、梅核気」と言うことが判明しました。
梅核気⁇ 鍼灸でしょう‼︎
一般的にこの「梅核気」の原因は
・ストレス
・自律神経
などと言われています。
主な原因はこれらかもしれませんが、人によって原因はさまざまです。首凝り・歯の噛みしめ・過労・不安や緊張・食べ過ぎや飲み過ぎ..。
しかし、梅核気である方に共通する特徴があります。それは、のど周辺の筋肉の硬さです。つまり、のどのつまりや違和感の正体は、のど周辺にある筋肉が硬くなることで起こります。
セルフチェック
・上を向きづらい・つっぱり感(後屈)
・横に傾きづらい・つっぱり感(側屈)
・振り返りづらい・つっぱり感(回旋)
鍼(はり)は筋肉を緩めるのに最適で、即効性があります。実際、私が3ヶ月悩んでいた症状も“一度の鍼施術”でほぼ改善されました。
タスケに来院された患者様のなかにも話を聴くうちに、この症状がある方が結構おられます。そんな時は、喉周辺の筋肉の硬さをチェックして、適応であれば鍼をします。すると、その場でウソのように症状がとれてしまいます。
“その場で変わる”ことにも驚かれるのですが、もう一つ驚かれることがあります。
それは・・・
「症状のある喉周辺には鍼をしないんですね??」
そうなんです。直接、首周辺の硬くなっている筋肉に鍼をしても緩むのですが、それでは驚くような効果は期待できません。※この場合は手や足のツボを使います。
タスケでは『整動鍼』という動き(可動域)に特化した鍼の技術を取り入れています。そして、『整動鍼』独自のツボを患者様の状態に合わせて選んで施術しています。
なかなか取れきれない「のどの違和感」がある方は、鍼灸(はりきゅう)をおすすめします。案外、すんなり取れてしまうかも。
「鍼灸」と聞くと、“怖い”とか“痛い”ってイメージが先行すると思います。意外と怖くも痛くもありませんよ。まずは一歩踏み出してみませんか?
はりきゅうroom タスケ
院長
1985年生まれ。高知県出身。中学校からバドミントンを始め、今でも社会人バドミントンをやっている。
18歳、鍼灸の専門学校へ入学。
21歳、はり・きゅう師免許取得。
23歳、ヨーロッパ一周ひとり旅。
27歳、世界一周ハネムーンに出発。
31歳、大阪府吹田市で『はりきゅうroom タスケ』をスタート。