下顎ラインが「ズキズキ」痛む
症状
1週間程前から左顎に痛みを感じ、最初は虫歯かと思い歯科へ。レントゲン検査をするが「虫歯はない」と言われた。
しかし、徐々に痛みが増して側頭部と耳の奥にまで広がった。不安になってもう一度、歯科を受診するが原因が分からない。市販薬の「ロキソニン」で対応。
自身で「顎関節症」を疑い、他に何か治療法はないかと模索した結果、鍼灸院へ来院する。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
所見では下顎のラインに反って「ズキズキ」と痛みがあり、触れると痛む。息を吸うと痛みが増す。食べ物を噛むと痛むため、痛む左顎では噛めない。問診にて「歯ぎしり」をしていることが分かった。
痛みの出ている範囲から対応する手のツボに鍼をしたところ、「ズキズキする痛み」から「重い感覚」に変化。歯ぎしり関係の深い肩甲骨内縁の凝りが見つかったため、そこに鍼を追加して初回を終える。
2日後、痛みは7〜8割取れており、ふとした時に下顎ラインが「ピリピリ」と痛む。前回同様の施術を行い、終了とした。
使用したツボ
まとめ
痛む状況と痛むエリアから、三叉神経が過敏になっていると考えた。顎周りの緊張を解く目的で、ツボに鍼をしたところ痛みが軽減されていった。慢性的な首こり・肩こりを自覚しており、肩まわりの緊張が顎の筋肉に影響していたと考えられる。
担当スタッフ