大阪府吹田市の鍼灸院|頭痛・めまい・突発性難聴・耳鳴り・顎関節症・顔面神経麻痺・梅核気(ヒステリー球)・ばね指

手が90°以上挙がらない五十肩

症状

半年前から右肩の関節が痛み始める。病院でエコー検査の結果「肩の腱板損傷」と診断される。 3ヶ月前から右肩関節の痛みが強くなり、寝ている際に右肩下の姿勢で痛くて目が覚めるようになった。右肩を動かす度に痛みがあり、最近では常に痛む状態が続いている。 マッサージや整体を試すが痛みが戻ってしまうため、当院へ来院された。 問診時、右肩関節以外に気になるところを聴くと、右肩が痛くなる前から腰痛を感じており、右肩の痛みと合わせて右後頭部と右腰にも痛みを感じるという。30代の頃、「頚椎ヘルニア」と診断されたことがわかる。

  • 来院者

    男性

    50 代

  • 期間

    2017年10月 ~ 2018年3月
  • 頻度

    月3回程度
  • 通院回数

    9回

施術と経過

動作分析をしたところ、右肩関節の可動域制限があり肩の屈曲・外転90度で左肩に痛みが強く出た後、脱力感が残ることがわかった。 痛みのある右肩には施術を行わず、右側の頚と腰に効かすように鍼をして初回を終えた。治療後、痛みは7割程減る。(10→3) 2回目、施術後の翌日は良く眠れ、可動域制限はあるものの右肩の痛みは半分程になる。その代わり、右腰の張りを強く感じるようになった。 3〜4回目、右肩の可動域は広がり、痛む範囲が右肩前方に縮まる。 5〜7回目、右肩の本質的な痛みは治療前から比べ10→2に減少した。 9回目時点で、痛みは残り1となり、日常生活では気にならないレベルまでに改善する。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

右肩関節の症状が出る以前に痛めていた、頚と腰に根本的な原因があったと考えた。 痛みで固まった頚と腰の筋肉は右肩関節の自由を制限させる原因となる。無理に動かすことで右肩関節に炎症が起き、夜間痛や可動域制限といった五十肩の症状を引き起こしていた症例である。

担当スタッフ

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