大阪府吹田市の鍼灸院|頭痛・めまい・突発性難聴・耳鳴り・顎関節症・顔面神経麻痺・梅核気(ヒステリー球)・ばね指

左後頭部と左側頭部に加え、耳の奥まで痛む

症状

17歳の頃から偏頭痛と吐き気で薬(ゾーミック)が手放せない程だった。整骨院に通院しながら症状は落ち着いていたが、2ヶ月前から左後頭部に強い痛みを感じる。それに加えて左側頭部にも激痛(耳の奥まで痛い)が出始めた。
頭痛専門外来と耳鼻科に通院するも改善がみられず、病院で出された痛み止め(ボンタール)、安定剤(エチゾラム)を1日3回服用していた。
飲酒で痛みが悪化する為、大好きなお酒を一滴も飲めていない。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2017年9月 ~ 2017年11月
  • 頻度

    週1回程度
  • 通院回数

    10回

施術と経過

調理の仕事をされており、立ち仕事で長時間下を向いた姿勢が続くと頭痛が悪化する。「ひどい時は顔面蒼白で動けなく、仕事を早退する程」だと話してくれた。
痛みの出ている左後頭部を触診すると強い緊張がみられ、触れるだけでも痛む。頭痛を引き起こしている起点にもなっていると考え、まずはここへのアプローチをすることにした。調理の仕事中に悪化するということを考慮して原因は手にあると考え、左手のツボに鍼をした。
4回の施術で薬は1日2回にまで減り、病院の薬から市販のロキソニンで対応できるほどになった。少しずつお酒も飲めるようになる。
頭痛は以前より減ったものの、左後頭部の緊張は残っていた為、原因はもっと他にあると考えた。
立ち仕事の際、左脚に体重をかけるクセがあることがわかった。左臀部と左足のツボを使うことにした。5〜10回の施術で頭痛は消失。左後頭部の緊張も改善された為、終了とした。

【頭痛薬の服用ペースの変化】
来院前     6錠/1日(病院の薬)
1〜4回目  2錠/1日(市販の薬)
5〜10回目 痛みが出た時のみ服用

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

後頭部の強い緊張を起こす一番の原因は左の臀部にあったのだろう。当初は手の疲労からという先入観があったが、全体を診ることで改善された症状であった。部分だけにとらわれず、全体を診る大切さを知ることになった症例となった。

担当スタッフ

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